【施工事例あり】グレーの外壁がおしゃれ！後悔しないためのポイントも紹介
グレー（灰色）の外壁にしてみたい。でも失敗しやすいって本当？
外壁塗装での色選び、考えるのは楽しい一方で、悩みますよね。万が一塗り替えた色が気に入らなくてもすぐ元に戻すわけにはいきません。特に、これまでと全く違う色に挑戦する際には勇気が要るものです。
最近の人気色のひとつがグレーです。
ところがインターネットで調べてみると「思っていたものと違った」という声もあり不安に思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
なぜグレー外壁が人気なのか？塗り替えで後悔しないためにどのようなことに気を付けると良いのか？実際の事例も写真でお見せしながらご紹介します。
色選びで迷っている方はご参考にしてください。
外壁を塗り替えでグレー（灰色）にしようかとご検討中の方、グレーにしてみたいけれどお洒落になるだろうかと迷っている方へ。
満足いく外壁塗装にするため、外壁をグレーに塗り替えたい時に押さえておきたいポイント、注意点をご紹介します。
つるつるとした面よりも、凹凸の多い面の方が汚れがつき易い、というのはご想像いただけるのではないでしょうか。また、塗膜が劣化してくると、撥水性の低い素材は水分を含み藻やカビの元となります。
よく使われている外壁材には、モルタル、窯業系サイディング、金属サイディングなどがあります。
水・砂・セメントを混ぜた塗り壁です。多くはリシン吹付けやスタッコなどの仕上げで表面がざらざらとしています。雨が流れにくくそこに汚れや藻が発生しやすい傾向にあります。モルタルそのものの防水性は低いので、塗膜の劣化によりさらに藻や黒ずみがつき易くなります。
→モルタル外壁について詳しく
セメントを主原料として造られたボード状の外壁材です。型にはめて成型できるため、タイルのような見た目のものやごつごつとした意匠性の高いものなどデザインはさまざまです。やはり、凹凸が多いものになるとそこに水分が溜まり汚れやすいです。また日当たりの悪い場所でメンテナンスをせずにいると緑の藻や苔が目立つようになります。
→窯業系サイディングについて詳しく
金属を基板としたサイディングボードです。近年は錆びにくいガルバリウム鋼板のものが多く耐用年数も長いです。シンプルで凹凸の少ないものが主流でしたが技術も向上し一見金属と分からないようなデザインのものもあります。金属ですから苔は生えにくいですが、砂汚れがつき易い傾向にあるのと、白錆、赤錆には注意が必要です。
→金属サイディングについて詳しく
ご自宅の外壁材は何でしょうか？このようにそれぞれの外壁材やデザインによって汚れやすかったり目立つ汚れの種類が違ったりしますから、グレーの中でもそれに合わせて色味や明るさを考えてみてください。
「仕上がりを見てみたら予想よりも明るかった。」
これは外壁塗装でありがちな例です。なぜそのようなことが起こるのか、その理由の一つに面積効果というものがあります。同じ色でも、面積の大小によって色の見え方が変わるという人間の目の性質によるものです。
色を決めるときにはまずカタログなどの色見本、塗装業者によるカラーシミュレーションなどを見ることが多いと思います。ところがその小さな写真や画面で見たときと、外壁に塗った時ではイメージが違うと感じてしまうのです。ですから、明るめのグレーを選ぶときは小さなサンプルよりもやや明るめに、暗いグレーを選ぶときはその逆をイメージしておくのが良いでしょう。
ただグレーといっても、ダークグレーからライトグレーまでさまざまです。自分が希望する色が「明るい色」なのか「暗い色」なのか迷うこともありますよね。
塗料によってはメーカーから大きめの塗り板見本を作成してもらえることもあります。A4サイズほどの板なので実際の外壁にあてながら日向と日陰で見え方を比べてみることもできます。ご希望の場合はご相談ください。（取り寄せに1週間以上かかることもあります。）
光沢がありつるつるした面の色は、明るく見えます。その逆で、マットでざらざらした面はワントーン暗く見えることがあります。同じ色を塗った場合でも、艶や外壁の材質、デザインによって見え方が違ってくるでしょう。グレーが思ったよりも濃かった、という場合はこのケースが多いです。前述のメーカー見本も凹凸のない板ですから、実際にご自宅の外壁に塗った時とは印象が違うかもしれません。
また、明るい日中と夕方、日向と日陰でももちろん色は大きく違って見えます。外壁の色を選ぶ際にはある程度イメージと差が生じることは考慮したうえで、少しでもその差が小さくなるように選んでいくのが良いでしょう。
外壁塗料には艶ありと艶なしがあります。使用する塗料にもよりますが、艶の具合を調整することも出来ます。全く艶のないものより、艶があるものの方が、華やかで色がくっきりと映えて見えます。
また塗料は長年紫外線を浴び劣化するとだんだん艶が無くなり表面が粉っぽくなってきます（チョーキング現象）。その頃にどのような印象になるかを考慮に入れてグレーの濃さを選んでみてください。
以下はエスケー化研の外壁用標準色から抜粋したものです。
「グレー」に見える色でも、ブルーに近いグレー、赤みがかったグレーなど、さまざまな色合いがあることが分かりますね。グレーは無機質な色と思われがちですが、少し色味を変えることでその印象は大きく変わります。「マットで落ち着いた色にしたい、だけど古ぼけたイメージにはしたくない」という場合なら、色味のあるグレーを基調に考えてみてください。（※その際には上記の「面積効果」もお忘れなく！）
ここまで、外壁をグレーに塗り替えたい時の注意点を解説しました。難しいならグレーはやめた方が良い？と思ってしまう方もいらっしゃるかもしれません。しかしグレーは多くの方が選ばれる色でもあります。
その理由を見てみましょう。
長く住んでいらっしゃればお住まいも汚れるのは当然。しかしせっかく外壁を塗り替えるのならこれからはなるべく汚れにくい色で、と考える方も多いのです。最近は汚れがつきにくい、汚れが落ちやすい機能性を持った塗料も多いですが、色選びで汚れがカバーできるならお得ですよね。
汚れが最も目立つ色は白です。これは予想できる方が多いのではないでしょうか。では逆に黒なら汚れが目立たないかといえばそうでもありません。
外壁につく汚れの中で、砂や土、排気による煤などを一番カバーできるのがグレー系です。
また、グレーは白でも黒でもない中間色なので、色褪せがそれほど気にならない色でもあります。
一言でグレーといっても明るさや色合いはさまざまで、黒に近いダークグレーなら力強く高級感のある仕上がりに、シルバーを思わせるような明るいグレーならよりクールで都会的な印象に、ローズグレーなら暖かみのある外壁にと、落ち着いた色合いの中でも好みの雰囲気を選べるのが人気の理由のひとつです。
また、屋根色、玄関やサッシ色との組み合わせでもお住まいの印象は一変するものです。
しかしそうなると、どんな色同士の組み合わせにするか、屋根も併せて塗装するか、アルミサッシの色は変えられないのでどうするか、などまた悩む方が多いです。そんなときにもおすすめできるのがグレーです。
グレーは無彩色です。つまり白や黒と同じ「色味がない色」なのです。配色を考えるときは、色味同士のバランスが難しいものですが、グレーとの組み合わせならその心配がありません。
これから引っ越す予定の住宅をきれいにしたいとのご相談をいただき外壁の塗り替えを行いました。元々ベージュ系の2色で塗り分けられたおしゃれな造りでしたが、築28年ということで全体にくすみが見られます。パーフェクトトップのND-012・ND-103の2色を使い、まとまりのある上品な仕上がりになりました。
築20年、外壁に細かいひび割れができたり目地のシーリングが剥がれてきたりしたことから塗装メンテナンスを検討されました。やや青みがかったグレーにしたことですっきりとした印象に。黒い幕板（1階と2階の境目）がさらに引き立てています。
グレーはブルーとも相性の良い色です。白と組み合わせるときよりも外観が引き締まって見え、特にこのような凹凸の少ないキューブ型の建物によく合います。濃いめの色を組み合わせたことでより力強く仕上がりました。
無機質で冷たいイメージのあるグレーですが、色選びによっては暖かみのあるブラウンや木目調とも調和します。元々の白い外壁よりも玄関が引き立って見えます。
グレーはアクセントとしても使いやすい色です。
飾り気のない白やベージュ系の外壁でもグレーを取り入れることで引き締まった印象に。逆に外壁が少々明るい色でも、無彩色のグレーをアクセントとすることでまとまりが生まれます。
外壁塗装はご家族にとっても一大イベントになるでしょう。大切なお住まいの印象を左右するものですから、ぜひご家族皆さんで話し合っていただきたいと思います。
外壁塗装の色を最終決定するのは契約後で問題ありません。街の外壁塗装やさんではご契約後ご希望があればカラーシミュレーションも承ります。じっくりご検討ください。
グレーの外壁に興味がある、でも失敗したら嫌だな、良い配色はあるかな、とお悩みの方！これまでたくさんの塗装工事に携わってきた経験と実績から街の外壁塗装やさんがご提案させていただきます。
また、少しでも長持ちする塗装にしたい、藻が生えにくい塗料にしたいなどのご要望や、外壁のひび割れが気になるけれど大丈夫？などのご心配事もございましたらお気軽にご相談ください。
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